Pixelがコスパがいいって聞くけど本当?
iPhoneは高く売れるしコスパがいいよね?
こんな方向けの記事です。
この記事では、定期的にスマホを買い替えることを前提に、使っていたスマホを売って新しく買う場合にiPhoneとPixelのどちらがよりコスパに優れているかを考えたいと思います。
この記事を読むと
・iPhoneとPixelのどちらがコスパに優れているのかがわかる
・前のスマホを売って新しいスマホを買うとどれだけ損失が抑えられるかがわかる
比較する条件
まず、どのようにコスパが優れているのかを検証するのか、条件を説明します。
機種
機種はiPhone 13,14,15とPixel 6,7,8とそれぞれのProシリーズで、ストレージはすべて128GBです。
そのため、ここ3年間のみを考えた結果であることは理解してください。
性能
性能については一切考慮しません。
iPhoneの方がゲームに強いからーとか、Pixelの方がカメラの性能がいいからーとかは関係ありません。
純粋に金額だけで決めます。
その金額差を見て、これくらいの差ならiPhoneがいいなとかを皆さんで判断してください。
金額の決め方
iPhoneを例にすると、
13の新品価格+14の新品価格+15の新品価格
ー(13を1年後に売った価格+14を1年後に売った価格)
これが1年ごとにiPhoneを買い替えた場合の損失の合計です。
2年ごとの場合は、
13の新品価格+15の新品価格
ー13を2年後に売った価格
となります。
こんな感じで考えていきます。
また、売ったときの価格は皆さんが売る時にも扱いやすいメルカリを参考にします。
使用期間が1年とか2年のものを選んでいるので安心してください。
iPhone,Pixelシリーズ
まずは、無印同士で比較します。
価格を表にまとめたのがこちら
2021 | 2022 | 2023 | |
iPhone 13 | 99,800 | 80,000 | 72,000 |
iPhone 14 | 119,800 | 89,000 | |
iPhone 15 | 124,000 | ||
Pixel 6 (11,000) | 74,800 | 61,500(下取り) | 33,000 |
Pixel 7 (21,000) | 82,500 | 45,000 | |
Pixel 8 (30,000) | 112,900 |
こんな感じです。
Pixelは買い替え時の下取りが高かったため、そちらで計算します。
それ込みのコスパなので。
1年ごとに買い替えた場合
iPhone
99,800+119,800+124,000-(80,000+89,000)
=174,600
Pixel
74,800+82,500+112,900-(61,500+45,000)
=163,700(-62,000)
こんな感じになります。
Pixel 7 購入時の高価下取りもあって、1万円ほどPixelの方が安く済むとわかりました。
そこに約6万円分のストアクレジットも付くため、さらにお得です。
しかし、ストアクレジットの有効期間は1年間なので、次の機種に必ず使えるわけではないという点は注意してください。
2年ごとに買い替えた場合
iPhone
99,800+124,000-72,000
=151,800
Pixel
74,800+112,900-33,000
=154,700(-41000)
こうなりました。
今度は逆転してiPhoneの方が数千円安いという結果に。
原因としては高価下取りがなくなったことと、Pixel 6の価格がかなり落ちていることが挙げられます。
iPhone 13が3割弱しか落ちていないのに対し、Pixel 6は半額以下になっています。
iPhone Pro,Pixel Proシリーズ
次に、Pro同士で比較します。
価格を表にまとめたのがこちら
2021 | 2022 | 2023 | |
iPhone 13 Pro | 122,800 | 110,000 | 93,000 |
iPhone 14 Pro | 149,800 | 122,000 | |
iPhone 15 Pro | 159,800 | ||
Pixel 6 Pro (11,000) | 116,600 | 66,000 | 50,000 |
Pixel 7 Pro (35,000) | 124,300 | 72,000 | |
Pixel 8 Pro (50,000) | 159,900 |
こうなりました。
ストアクレジットめちゃもらえますね。
1年ごとに買い替えた場合
iPhone
122,800+149,800+159,800-(110,000+122,000)
=200,400
Pixel
116,600+124,300+159,900-(66,000+72,000)
=262,800(-96,000)
こんな感じになります。
かなり差がつきました。
発売直後の差の割に、1、2年使った後の値段の差が大きすぎます。
Proシリーズは値段が高い分もらえるストアクレジットの額も大きくなっているので、その分を差し引けばPixelの方が安いです。
ストアクレジット96,000円分と、現金62,400円のどちらに価値を感じるかですね。
2年ごとに買い替えた場合
iPhone
122,800+159,800-93,000
=194,800
Pixel
116,600+159,900-50,000
=226,500(-61000)
こうなりました。
かなり差が縮まりました。
Pixel Proシリーズは、1年経つと大きく価値が落ちて、その後はゆっくりと価値が落ちるようです。
まとめ
最後に、これらをまとめた表がこちら。
1年買い替え | 2年買い替え | 買い替えのたびに 必要な金額 | |
iPhone | 174,600 | 151,800 | 35,000~40,000 |
iPhone Pro | 200,400 | 194,800 | 38,000~40,000 |
Pixel | 163,700 | 154,700 | 20,000~70,000 |
Pixel Pro | 262,800 | 226,500 | 58,000~88,000 |
こんな感じです。
1年おきに買い換えるのと、2年おきに買い換えるのでは、あまり差がないということが分かりました。
また、毎年買い換えると仮定した場合、あまり値段が落ちないiPhoneは買い替えのたびに発生する金額が35,000~40,000円で、無印とProシリーズであまり差がないと分かりました。
逆にPixelは値段がかなり落ちるため、高価下取りがない限り買い替えのたびに必要な金額は大きいです。
それを大量のストアクレジットで補ってる感じですね。
こんな感じです。
ほぼQOL向上運営局の管理人の興味で調べたのですが、結構面白い結果になったんじゃないかと思います。
iPhoneの値段の落ちなさとか、毎年買い替えてもProシリーズにしてもトータルの出費に差がなかったり面白かったです。
Pixelに関しては、次の機種とかもっというならさらに次の機種までストアクレジットが使えたら良さげだなと思いました。